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石岡瑛子さんの色鉛筆・・・の巻

先日 アマゾンに注文した色鉛筆が届いた。
石岡瑛子さんが使用していたものと同じ色鉛筆とのコト・・。

学生のときに油絵を夢中で描いていた頃、アルバイトで稼ぐとまっすぐ彩画堂という画材屋に直行していました。
1本1,500円する絵の具が欲しくて・・どきどきして買った記憶・・。
ずらりと並んだ色たちにワクワクしたのでした・・ヤダ もう30年も前のコトだわあ。
今は お気に入りの色鉛筆や顔料セットで絵手紙を描く程度ですが・・
やはり 気に入った画材に出会い その開ける瞬間のワクワク感は変わりません。

 

さて・・あまりTVを観ない私
たまたまTVをつけるとNHKの<プロフェッショナル>。
独特のナレーションで
「イシオカはアメリカにワタッタ 40歳ダッタ」
イシオカエイコ 70歳 
頭にスカーフを巻いて颯爽と歩く姿に・・釘付け状態の私。
「カッコイイ」
どういうワケか あまりTVを観ないのに・・再放送の度に「あ!」
たまたま・・同じ内容を3回 最初から最後まで観ていました。
デザイナーとして日本の第一線で活躍した後に 単身アメリカに渡り再スタートしたこと。
日本で携わってきた仕事とは違う映画衣装の仕事に入る。
世界最高峰のオスカー賞を2度獲りながら
戸棚にしまいこみ
高層マンションの真っ白な空間で
いつも同じテーブルで お気に入りの色鉛筆で仕事を始めるということ。
過去の栄光や成果を一切置かない空間での仕事。
「カッコイイ」
舞台衣装 遠目で観るから テキトー
スパイダーマンの衣装製作風景・・その1cm 数ミリの補整に格闘する姿。
「カッコイイ」

「何歳になっても 私はこうして必死でバタバタ何かをしているんでしょうね。きっと・・」

そっかあ いいんだ いくつになっても必死でバタバタ

絶対 ゆったりマダムの自分が想像できず
これからの生き方みたいなコトをおもっていたもので・・。
「いいな  これだなあ  パパ 私<イシオカエイコ>でいく!!」 
京都にいる長男・耕作からの電話に
「かっこいいのよ お母さん<イシオカエイコ>でいくから・・」
のように宣言して女将・黒革の手帖に書きなぐりひとりでワクワクしていました。

そしてその石岡さんお気に入りという色鉛筆を、たまたまアマゾンで発見した矢先
1月21日に突然お亡くなりになったことを知りました。膵臓がんとのこと・・。

実は つらいことが続いた2月でした。
肘折に嫁にきてから ずっとかわいがっていただいた・フカサのみよチャンばあちゃんがお亡くなりになったこと。
おしゃべり大好きでお酒も飲めて・・とてもチャーミングなおばあちゃんでした。


彼岸参りに行ったとき なにやら不思議なものが仏前に供えてあるのをみて
「なにコレ?」と聞くと
「あげびの皮だべー。 ほどげさまがヨー この殻を舟にして戻っでくるんだやー」
(通訳:あけびを干した皮ですよ。 仏様がこの皮を舟にして家に戻ってくるのですよ)
「フーン」
きっとそうなんだな・・と思えるような語り口・・本当に昔の肘折の話しをいろいろ聞かせてもらいました。
そして
秘湯の会の仲間で歳も近かった 葉山館のご主人・三原庸さんが雪の事故でお亡くなりになったこと。
亡くなる数日前に会合で会ったばかりだった庸ちゃん。
いっつもいつも穏やかで いっつもいつもやさしくて 怒った顔をみたことがない人でした。
「おっ」と声をかけ照れたように微笑む庸ちゃんの顔がふっと浮かび・・
携帯に登録してある番号も消せずにいます。

今日はお彼岸の入り日だから
石岡さんも
みよこばあちゃんも
庸ちゃんも
みよこばあちゃんが言ってた<あけびの皮>を舟にして、きっとお家に帰ってきているんだろう・・と思います。
きっと近くに帰ってきているような気がします。

きょう届いた石岡さんの色鉛筆・・・開けました。
なんか ニコニコしながら見ててくれるような気がしています。

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